お湯をはった浴槽に精油を落とし、湯船につかる方法が沐浴です。リラックス効果が高く簡単に行える方法です。

入浴には血行を促進し新陳代謝を高め、肌につやを与える効果があります。また、筋肉と精神の緊張をほぐします。就寝前など気持ちを落ち着かせたいときはぬるめのお湯に長くつかり、朝など活動前には熱めのお湯に短時間つかります。アロマテラピーでの沐浴は入浴の効果に加えて精油の作用、芳香により相乗効果を目的に行います。

湯船に精油を4,5滴入れ、激しくかき混ぜます。精油は脂溶性のため、お湯には溶けませんが分散し、すぐに香りが広がります。香りによる吸入効果だけではなく、精油は皮膚からも浸透します。このとき、精油の原液が直接肌に触れてることになるので敏感肌の方や子供、高齢者には注意が必要です。特にペパーミントやユーカリ、柑橘類など刺激のある精油は避けるべきです。事前に植物油やアルコールに希釈しておくことがおすすめです。

緊急時や時間がないときには足浴や手浴など部分浴を行います。大きめの洗面器にお湯をはり精油を2滴ほど垂らし、手や足をいれます。冷え性にはとても効果的です。痔疾患や産後などには座浴を行います。部分浴は湯がさめやすいため、5分ほどで終了します。

入浴中、肌に刺激を感じた場合はすぐに中止し、洗い流してください。